んな文章を書いた記憶が。(^^ゞ

2週間半放置、というか、転がしましたが、やっぱり文章には
できそうもないので、箇条書きにて失礼します。
次から、ネタバレあります。未見の方は読まないことをお勧め
します。
監督の前作、『21グラム』を観ていたせいか、時間軸のずらし
や、場面転換、複数のエピソードの同時進行などは、全く気に
なりませんでした。前作ではあまり意味を感じられなかったこ
れらの手法も、この作品ではとても効果的だったと思います。
1.またしても、情報が公開前にありすぎる
この作品は、今年1番楽しみにしていたので、とにかく情報を
シャットアウトして望みました。おかげで、登場人物の関連性
も、チエコの母親の事情も、映画の中で知ることができたので、
驚きと感慨がありました。
それでも、例の菊池凜子さんのヌードのシチュエーション(年
上の男性を誘惑する)などが、「中国でカットされた」という
一般ニュースで流れてしまい、このシーンだけはいつもの「あ
ぁ、ここかぁ」という、新鮮さが失われる鑑賞となってしまい
ました。
このブログでもしつこく書いてますが、最近本当に、いろいろ
と情報が流れすぎです。毎週読んでいる「R25」でさえ、ここ
まで書いちゃうんですから。いやな予感がして鑑賞前は記事を
読まなかったのですが、正解でした。
R25.jp
映画『バベル』におけるアカデミックな魅力とは?
この先、よっぽど強い意志で望まないと、映画館で新鮮
な気持ちを持って、映画を観ることは不可能なのでしょうか?
なんだか悲しくなりますね。
2.例のクラブのシーン
これまた、公開2日めに観ておいてよかった。なぜなら、一部
報道で、このシーンが、「上映後*時間*分後」などと、具体
的に書かれていたから。私、映画を観るときは時計を外すし、
腕時計の時報とかが鳴るとすごく頭にくるタイプなんですが、
こういうのがあると、経過時間が分かって、イヤなんですよ。
『タイタニック』で、後半、「あと1時間で沈む」というセリ
フから、本当に1時間で沈む、というのを事前に知ってしまっ
たので、鑑賞中このセリフが出たときは、「まだ1時間もある
のかよぉ」と思ったくらいで…。細かな上映時間なんて出す必
要はないのですから、やめてもらいたいものです。
このシーンについては、チエコの目線では無音、そうでないと
きは爆音、という切り替えがうまいなぁ、と感じていたので、
光は気になりませんでした。それ以上のコメントは避けたいと
思います。
3.映画について
ちょっと抽象的なので、文体変えます。m(__)m
強く感じたのは、「皆、普通の人間だ」ということ。モロッコ
の兄弟はもちろん人を撃ちたいわけではなく、アメリカ人夫婦
は相手を思いやっていても言葉にできない。メキシコ人のベビ
ーシッターはただ息子の結婚式に出席したいだけであり、その
甥はメキシコ人への偏見に対して少し憤りを持っていただけ。
そして日本人の少女は、他人に分かってもらいたい、繋がって
いたい、孤独を癒されたい、そう思っているだけ…。
それが、ちょっとした事で最悪の方向へと転がってしまう。本
人たちが全く望まない方向へ…。
モロッコの少年は、兄が撃たれたことにより、初めて自分が犯
した事の大きさに気づく。そして、父親がいかに自分を愛して
いたかを。
メキシコ人のベビーシッターは、自分の置かれた立場に気づか
されてしまう。アメリカにいくら長く住んでも、自分はアメリ
カ人でなく、アメリカでは認めてもらえないのだと。
アメリカ人の夫婦は、お互いの思いを吐露しあう。そして再生
する。遠い異国の地へ行き、妻が撃たれ、助けが来ない絶望的
な状況を経験して、初めて気づく。お互いの存在の重さを。
日本人の少女は、自分が世界から拒絶されているわけではない
と気づく。見ず知らずの、刑事と対面して。そして、母親の死
後、心が通わなかった父親と、ほんの少し、心を通わせる。
モロッコの少年には「文化の壁」。アメリカ人夫婦には、「言
葉の壁」。メキシコ人のベビーシッターには、「国境の壁」。
その甥には「人種の壁」。日本人の少女には「心の壁」がそれ
ぞれ立ちはだかる…。
一番簡単に超えられそうで、もっとも超えるのが難しい「心の
壁」を体現してみせる、菊池凜子さんの演技が素晴らしい。刑
事に宛てた手紙は、果たしてなんと書いてあったのか。あの手
紙を刑事が読むシーンは、とても切なく、思わず涙してしまっ
た。あの手紙を書いたからこそ、父親とも素直に向き合えたの
だろうと思う。
この作品は、『ブロークバック・マウンテン』同様、評価が分
かれる作品かな。好み、見る人の価値観、生きてきた環境、今
自分が置かれた状況、などなど。
「つまらない」でもいいし、「わからなかった」でもかまわな
い。「詰めが甘い」のも事実だし、「エピソードのつながりが
希薄」なのもその通りだと思う。少なくとも、この作品を見て、
そんな思いを伝えられる、話すことができる人間は、話したく
ても話す相手がいない人より、ちょっぴり幸せなんじゃないか
な。
奥さんと一緒に観られなかったのが残念。DVDが出たら、もう
一度観てみようと思う。今度は奥さんと一緒に。
と、全くまとまらない感想で、失礼しました。



私もこの映画見てから随分長いこと放置していました(約6日くらい)
事前情報がありすぎる昨今の状況は好ましくないですよね〜。
>「つまらない」でもいいし、「わからなかった」でもかまわない。「詰めが甘い」のも事実だし、「エピソードのつながりが
希薄」なのもその通りだと思う。少なくとも、この作品を見て、そんな思いを伝えられる、話すことができる人間は、話したく
ても話す相手がいない人より、ちょっぴり幸せなんじゃないかな。
ここの部分大賛成!
本当にその通りです!
奥さまの胎教にはあまり良くないような映画なので、ゆとりを持ってご覧になれるまで待ってあげてくださいね。
本当は、この作品の感想は書くのやめようかとも思ったのですが、もう一度、数年後に観るときのために、記録の意味もあって書いてみました。
確かに、妊婦にはよろしくなさそうな作品ですよね(笑)。子供が理解できるような年齢になったら、家族で観てみようかなぁ。
10年後くらい、でしょうか?(^^ゞ
こうしてブログでコメントをいただいたり、おじゃまコメントしたりすることも、ちょっぴり幸せな事だと感じる、今日この頃です。
(^.^)
>話したくても話す相手がいない人より、ちょっぴり幸せなんじゃないかな。
ええ、ええ本当にそうですよね。
私など、家に帰れば一人きりで(それはそれで良いこともたくさんなのだけど)、だからこうして毎日のようにブログをアップして夜長をしのいでいるのかな?なんて思うこの頃です。
ラフさんには、いつも幸せのおすそ分けをいただき感謝しております。
追伸:女の子なら「凛子ちゃん」ではないってことですね?(笑)
随分ご無沙汰しています。
公開後1年以上経って、その後もたくさんの映画を観ているのに、
未だ『ブロークバック・マウンテン』を忘れられないでおります^^;
(その節はお世話になりました)
『バベル』は2度観る機会があったのですが、
1度めは作品から伝わるメッセージの多さと、言葉にできないもどかしさに圧倒され、
それこそがBBMと似ていると思っていました。
2度目に筋書きもよくわかって観ると、撮影と音楽が同じ人であるせいか、
音楽の使い方など、具体的な部分で共通点を見た気がします。
言葉にし切れない、もどかしい思い。
たくさんの人の心に届く「何か」。
それを語り合えるわたしたちは幸せなんだとやはり思います。
前に比べると映画を観る本数が格段に減ってしまい、そのためにおじゃまできるブログも少なくなったので、私でも突っ込み(失礼!)ができる話題がある、たいむさんのブログは、わたくしにとってオアシスでございます。
もうすぐブログを始めて2年ですが、いつもコメントをいただき、感謝しております。この場を借りてお礼を。(^.^)
別記事で書きましたが、「凜子ちゃん」は候補に挙がっていたのです。でも意外にポピュラーなんですね、「凜」って。知らなかった(笑)。
『ブロークバック・マウンテン』は、あれから1度も観てないんですよ。怖くて観られない、というのが正直なところです。なかなか抜け出せなくなるんですよね、あの作品を観ると。
『バベル』もそこまではいきませんが、やはり鑑賞後はこたえたというか、抜け出すのに苦労しました。作品としては荒削りな印象を受けますが、映画としての力にあふれていると思います。
最近は劇場で映画を観ることがあまりできないので、悠雅さんのブログにおじゃますることもできませんが、また忘れた頃(笑)に参上いたします。(^^
(うちの奥さんは、『300』を観たがってますが、さすがにおなかが大きいので無理…。)
まずはお子様の無事のご誕生おめでとうございます。健やかな成長を祈っております。
さて「バベル」。私もようやく本日、観ることができました。私の感想にかけている箇所を見事にラフさんが補ってくださったようで、頷きつつ嬉しく拝読しました。
様々な点でBBMと比較される本作ですが、私はとにかく充実感いっぱいで劇場を後にしました、ものすごーく暗い内容かと身構えすぎていたようです?
BBMも、また観てくださいねー。
りがとうございます。m(__)m
『バベル』は重たい雰囲気ではありますが、ものすごく暗い、
という感じはないかもしれませんね。映画って、観る前の心構
えとか、入手した情報でずいぶん受け取り方が変わってしまい
ますから、なるべくフラットな気持ちで観たいのですが…。最
近は難しくなってしまったのが残念です。
山登りは、体力が必要ですからねー。(^.^) またがんばって
登ってみます。